屋久島が、世界自然遺産に登録された1993年。その当時、屋久島のガイドという職業はあまり認知されていませんでした。その後、地域のガイド同士や行政との対話の末、2006年に「屋久島ガイド登録制度」がはじまり、2016年に屋久島公認ガイド利用推進条例による「屋久島公認ガイド制度」が開始しました。その際に、山部門の屋久島公認ガイドの受け皿として設立されたのが、屋久島山岳ガイド連盟です。
それから10年間で、環境省をはじめとする行政からの山岳環境の管理や保全に関する事業や地元・屋久島高校への環境教育、サンカラ基金・サマナ基金による近自然工法による登山道整備プロジェクトなど民間連携による事業を展開しています。
かつて林業の山師たちが、屋久島の自然環境の保全と活用で葛藤してきたように、観光産業の時代に、屋久島の山や森の「利用」と「保全」のあいだで葛藤しながらも、地域文化と自然環境を後世に引き継ぐ活動を続けています。